こんにちは。今回は私が所属しているようながん患者支援団体についてご紹介してみたいと思います。
がん患者支援団体とは?
がん患者支援団体とは、がん患者や家族、がんサバイバー(治療後も生き続ける人)などが集まって、情報交換や相談、交流などを行う団体のことです。日本では約1000以上のがん患者支援団体が活動しております。
がん患者支援団体のメリット
私は自分の病気についてあまり知らなかったので、不安や孤独を感じていました。でも、幸いにも、私はがん患者支援団体に出会いました。そこで、同じようにがんと闘っている仲間や経験豊富な先輩たちと話すことができました。彼らからは、以下のようなことを教えてもらうことができました。
- がんの治療や副作用について
- 生活や仕事の調整方法について
- 精神的な支えやストレス解消法について
また、彼らと一緒に楽しいイベントや活動に参加することで、元気や勇気をもらうこともできました。私は、がん患者支援団体のおかげで、がんと共に歩む道を見つけることができたと思っています。
私のように、がん患者支援団体に助けられた人はたくさんいます。実際、厚生労働省の調査では、
- がん患者支援団体に相談した人の約9割が「役立った」と回答
- がん患者支援団体に相談した人の約8割が「心理的な負担が軽減された」と回答
- がん患者支援団体に相談した人の約7割が「治療方針や医療選択に影響された」と回答
という結果でした。これらのことからも、がん患者支援団体は、がん患者や家族にとって大きなメリットを提供していることがわかります。
がん患者支援団体の貢献
さらに、がん患者支援団体は、がん患者や家族だけでなく、一般社会にも貢献しています。例えば、以下のようなことを行っています。
- がん患者や家族の声を政策や医療に反映させる
- がん予防や早期発見の啓発活動を行う
- がん研究や医療の進歩に協力する
これらのことは、がんの克服や予防にとって重要なことです。がん患者支援団体は、がんに関する社会的な課題にも積極的に取り組んでいるのです。
がん患者支援団体の課題
しかし、残念なことに、がん患者支援団体はまだ十分に認知されていません。厚生労働省の調査では、
- がん患者支援団体の存在を知っている人は約4割
- がん患者支援団体に相談したいと思う人は約3割
という結果でした。つまり、多くの人はがん患者支援団体の存在や役割を知らないか、利用したいけどできないかのどれかです。
では、どうすればもっと多くの人ががん患者支援団体に関心を持ち、利用しやすくなるでしょうか?私は以下のようなことを提案します。
- まず、インターネットやSNSなどで積極的に情報発信することです。現在、がん患者支援団体のホームページやブログ、FacebookやTwitterなどはありますが、それぞれの団体の特色や活動内容をもっと分かりやすく紹介することが必要だと思います。また、がん患者支援団体の利用者や卒業生が自分の体験談や感想を発信することも大切です。そうすることで、がん患者支援団体の存在やメリットを知る人が増えるとともに、信頼感や親近感を高めることができると思います。
- 次に、医療機関や行政などと連携することです。がん患者支援団体は、医療機関や行政からの紹介や支援を受けることで、より多くの人に届くようになります。例えば、医療機関では、診断や治療の説明の際に、がん患者支援団体のパンフレットやチラシを渡したり、相談窓口を紹介したりすることができます。また、行政では、がん患者支援団体の活動を広報したり、助成金や施設の提供などで支援したりすることができます。そうすることで、がん患者支援団体のアクセシビリティや信頼性を高めることができると思います。
- 最後に、がん患者支援団体同士のネットワークを強化することです。がん患者支援団体は、それぞれに特徴や強みがあります